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寒いし退屈だし  語ろうか 

Posted by スプラットヤモリ on 20.2017 未分類 0 comments 0 trackback
こんにちは、スプラットです。


「大人になったら着たい服」的な本を良く買ってまいります。主に女性ではありますが、諸先輩方の着こなしやワードローブが大変参考になります。ただ、最近少々不満なのが、先輩方のご自慢のアイテムが、つい先日買って来ました~みたいなものが増えておりまして、あんまり嬉しくないのです。経験値を高めた上でそういう選択になっているという点では参考にはなるのですが、私が見たいのは「何年も何十年も前に買ったのに今も現役なもの」だからです。


本題に移らさせて頂きます。
私のお店は古着屋です。 時々間違ってお店に入ってきちゃいましたという方をお見受け致します。彼らはいつものように「ここって全部古着なんですかぁ~」と聞き、そうですよと答えますと、困ったなぁの時の眉毛の形をつくり、申し訳程度に店内をひとまわりしてそっと消えていきます。古着がダメな方だったのですね。 閑散期のへこみ時期はそんな時店の奥で膝を抱えて丸くなります。
私に上司が居るならば「そんなお客様にこそ接客して良さを伝えるべきじゃないのか?」と言われることでしょう。まぁ、待ってください、そう簡単なことじゃないんです。服に対しての捉え方が違うのですから、そこに対して意識を変えてもらうためにはそれはもう布教みたいなものなんですよ。

古着の好きな理由を円グラフにしますと、一番大きな割合を占めるのは「安い」ことだと思います。逆に、古着が嫌いな理由を円グラフにするならば、一番大きいのは「人が着ていたものは嫌」ということになるでしょう。 しかし、それ以外の部分でもっと服に対しての根本的な意識の部分で古着が大丈夫かそうでないかの違いがあるようなのです。 それは、
服を家電等のように新品状態の100点から減点していくものとして捉えているか?今から作り上げていくことを加点としているプラモデル等のように捉えているのか? ここです。

減点方式の方の場合は、80点・60点と下がっていくとさよならです。どうせ何シーズンかでさよならするのだからあまりお金を掛けなくなります。お金を掛けないものは減点スピードが早く、すぐさよなら~こんにちは~のサイクルになります。ですので、なにゆえ点数の下がったものを、それも他人によって、そんなものをわざわざ買うなんておかしいと思うことでしょう。それも美学です。

加点方式の方は、服を見たときに未来を想像します。新品の服が自分の色になっていくことを。しかし、その為にはそれに耐えうるだけの良質なものを選ばなければなりません。加点方式の方の買い物はそういうことです。

経年変化というよく使われる言葉がありますが、万物なんにでも経年変化は当てはまります。問題なのは、経年変化により良くなるのか悪くなるかということです。

加点方式の方は他人が育てたものも加点として捉えます。途中までつくりあげたプラモデルのように。そしてそれを評価したうえで完成させることを目指します。お店でもそのような方が「いい塩梅だね~」なんてこそっとおっしゃるのを耳にしたりしますと少し興奮致します。ただ彼らはモノをモノとして捉えすぎていて、素材・製造工程といったそのモノの歴史はやかましい程重視するくせに「つい先頃まで知らない誰かが着ていた」という歴史に関しては不思議と盲目です。

買った服は段々とシワが入り変色し、ボタンが取れ付け直し、穴が開いては塞ぎ、当て布までして・・・何年・何十年かけて100点を目指します。「そんなのばっか着てたらみすぼらしくなるじゃん?」いや、着こなしの全てがそういうわけじゃないでしょ?そこはまた足し算引き算でバランスですよ。また今度別で語ります。
ただ、因果なものでせっかく100点のものを作り上げたとしても服に110点はありません。ピークの期間は極めて短く、100点から先は「」しかありません。加点方式の方はそんなところに哲学的なものも感じるのかもしれません。

私は加点方式に属していると思っています。私にとっての古着は「加点していく素材」であり、それに当てはまらないものは古着ではないのです。(世に蔓延るヴィンテージという軽い言葉ではない)、いつか「ヴィンテージ」になるなんてことは10年経った現在でもとてもおこがましくて言えない揃えではありますが、自分の中の100点を目指せる、そんなものを扱う「古着屋」でありたいなぁと、まぁ、生きていかなければならないので何割か見失ってはおりますけれども。



少し話が変わりますが、先日、お一人でやってらっしゃるレディースのセレクトショップのブログの中で

「90年代、まだ20歳そこそこの頃に「ガリアーノ」の派手な大判ストールに一目ぼれして何色も大人買いした。当時は派手だし大きすぎて気恥ずかしくて使えなかったが、最近してみたらすごくしっくりきた。色々経験して、歳も重ね、私はついにここに至った。20年かかった。」 というお話を読ませて頂き、なんて素敵なんだろうと思ったっていう話です。 上記の話と繋がってないようでなんとなく繋がってるんじゃないかと思ったり思わなかったり。いや、思いたい。思わせて~。











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こんにちは、久留米日吉町にてひっそりとしておりますSPRATのブログです。私、根っこの部分がだっさいので、かっこいいお話もなければ、かっこいい文章も書けません。あくまで自己満足日記になりますが、歯磨きの最中とかについでに見て頂ければ幸いです。

福岡県久留米市日吉町27-5
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定休日 火曜日
扱い メンズ・レディース古着等

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